ペットの飼育頭数増加が火葬の定着化に

ペットの亡骸

愛犬を散歩させているとき、前方不注意の自転車が愛犬にぶつかったとしても、器物損壊になります。
命あるものながら、ペットは法律においては物として取り扱われるからです。
ぶつかったのが愛犬ではなく飼い主なら、自転車は軽車両に分類されることから交通事故扱いとなりますが、
愛犬にぶつかった場合との落差が大きく、飼い主としては複雑な気持ちを抱くところです。
物として扱われる犬や猫ですので、その亡骸は、廃棄物の処理及び清掃に関する法においてゴミとなります。
大事な愛犬、愛猫の亡骸がゴミ扱いされるとなっては、市区町村の保健所に連絡したくないと考える人が
増えるのも無理はありません。

増えてきた個別火葬

欧米では土地が広いこともあり、ペットが亡くなるとそのまま埋葬する、いわゆる土葬が中心です。
日本は住宅が密集しており、広い庭がある家の方が珍しいことから、
衛生面の問題もあってペットの亡骸をそのまま土に埋めることはお勧めできません。
人の場合も火葬が当たり前ですし、歴史をさかのぼると、動物を火葬した形跡は史実のあちこちに残っています。
ペットの飼育頭数が増えるに従い、ペット霊園も増えました。
ペット霊園にはペットのための火葬炉をきちんと整えていますので、
火葬後は霊園に葬りたいと考えるなら、火葬炉を備えたペット霊園を選び、
うちの子だけで火葬してくれる個別火葬を選ぶのがいいでしょう。
合同火葬だと料金が安くなりますが、どの骨がうちの子かわからない状態で
埋葬されるのはかわいそうだと考える飼い主がほとんどだと思われます。
個別火葬なら、きちんとお骨上げをしてあげられますし、総骨を上げて自宅に持ち帰り、
四十九日や百か日、あるいは一周忌といった節目に納骨するまで、自宅でお線香をあげたり、
大好きだったおやつを供えたりして供養ができます。

火葬の定着化が生み出した新たな方法

ペットが亡くなったときに火葬を望む飼い主がほとんどであることと、
それに加えてうちの子だけを火葬して欲しいという個別火葬を望む声が圧倒的に多いことを受けて、
火葬炉を車に積んで、亡くなったペットがいるお宅へ出かけていく業者が登場しました。
車の中に火葬炉がありますので、家のガレージで火葬を待つことができます。
家にガレージがない場合は、車が駐車できる場所の中から、
想い出のある場所を選んでそこで火葬をするという方法も採れます。
いずれにしても、家族がそばにいてくれますし、自宅の近くということで、
亡くなったペットたちも安心していられるでしょう。
こうした火葬炉を用意して火葬を求める飼い主のところへ出かけていくという新たな方法は、
一人暮らしでペットを飼っていた人や、家族全員が仕事や学校で休日が合わないという人からの需要が増えています。
また、高齢者がペットと暮らすことも多くなりましたので、自分では火葬場に持ち込めないけれど、
火葬には立ち会いたいというお年寄りにも最適なため、よりいっそう火葬を定着化させています。

夜間の対応が特徴

ペット霊園に併設された火葬炉の場合、何時から何時までと利用時間が決められていることがほとんどです。
スタッフの就業時間があるためで、その点、移動火葬炉で来てくれる業者は、夜間対応をしてくれるところが最大の特徴です。
この移動火葬車は、煙もニオイも全くでない特別な火葬炉となっていることから、夜間の対応も可能にしています。
自宅にガレージがあるなら、何をしているかをご近所に知られることもありません。
もちろん、昼間に頼んでも同じです。
お骨になるには1~2時間程度かかりますが、希望すればお骨上げは家の中でさせてくれる業者もありますので、
相談してみるといいでしょう。
家族みんなが揃ってくれれば、愛犬、愛猫もきっと喜んでくれるはずです。

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